2025.9.16
日時 | 10月21日(火) 16:00~ (15:30開場) |
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場所 | 日本文藝家協会 会議室 千代田区紀尾井町3-23 文藝春秋ビル 新館5F ( 地下鉄 有楽町線 麹町駅1番出口より3分) |
参加費 | ¥1,500/ワンドリンク付き |
お申し込み | 脱原発社会をめざす文学者の会 事務局 FAX 046-801-1749 日本文藝家協会 事務局 電話 03-3265-9657 FAX 03-5213-5672 Email bungei@bungeika.or.jp ※尚、定員になり次第締め切らせていただきます。(定員30名) |
主催 | 脱原発社会をめざす文学者の会(日本文藝家協会 共催) |
戦後80年、原爆投下80年でもある今年、6年の歳月をかけて「仁科芳雄」の評伝を出版することができました。
仁科芳雄は「日本の現代物理学の父」と呼ばれ、理系の人びとのあいだでは知らない人がいないほど有名な科学者です。量子力学の礎を築き、湯川秀樹や朝永振一郎をはじめ、多くのノーベル賞受賞者を育てるなど、輝かしい業績を残しました。
一方、仁科は、太平洋戦争中に日本の原子爆弾の研究を委託されました。陸軍ではこの研究を、仁科の名を冠して「ニ号研究」の符合で呼びました。
そして、これはあまり知られていないことですが、日本の「原爆開発」と、そして戦後の「核廃絶」の原点はともに仁科にあります。
今回の 「文学サロン」では、「原爆開発と核廃絶」の原点に立ち戻り、その歴史を皆さんともに振り返りながら、核のない未来を実現するための確かな基盤、未来への布石の一助になればと思います。
※上山明博(うえやま・あきひろ)…1955年生まれ、ノンフィクション作家(日本文藝家協会・日本科学史学会 会員)。著書に、『仁科芳雄―─「原爆を作ろうとした物理学者」がみたもの』(青土社)のほか、『北里柴三郎―─感染症と闘いつづけた男』、『地震学をつくった男・大森房吉――幻の地震予知と関東大震災の真実』(以上、青土社)、『ニッポン天才伝―─知られざる発明・発見の父たち』(朝日選書)など多数。https://aueyama.wixsite.com/home/